愛しい存在
1年前
家族を持つなんて思ってもみなかった
ましてや
自分が子供を持つなんて
未来に見たことはあれど
現実味なんてどこにも無かった
お腹の子は今15週目
この間の妊婦検診で、動いてる姿を見た。
頑張りたいと思った。
朝起きると隣で寝てる夫
私なりの愛情表現だと思う
鬱陶しいと思われてるかわからない
だけど頬や腕や手
触らずにはいられない
撫でずにいられない
愛しくて仕方ない。
傷ついたまま地元を離れて
傷ついた心に蓋をして
泣きながら元気出そうってわざとポジティブな音楽を聴いて
1人でも前を向いて強くなりたい
そう願って道を歩いてきた
1年前の自分
そして出逢って
優しく受け入れてくれた夫
夫は知らないだろうけど
かなりその時は傷心してて
色んな過去に押し潰されそうで
色んな今に絶望してた
それでも立たないと生きていけないから
臭いものに蓋をして
忘れようとしてた
あの頃。
今でも夫の存在が
無くてはならない。